• 現在日本では、高血圧の患者さんが非常にたくさんいることが分かっています。
    その中で、実際に治療されてる方や、しっかり治療の効果が出ている方は非常に少ないのが現実です。
    高血圧は、最高血圧・最低血圧のどちらかが基準を上回った場合に高血圧と診断します。

高血圧があると何が問題?症状は?

血圧が高いからと言って一般的にはあまり症状を感じていない方が多いです。

高血圧の方に出やすい症状

  • 頻繁に頭痛が起きる
  • 息切れをする
  • ドキドキする
  • 胸が痛くなる

こういった症状が出ていて心配だから治療をしている。
逆にそういった症状がないから放置しておいても良いのではないかと考える人が多くいらっしゃいます。

また、薬を副作用が起きるのではないか、飲み続けるのは良くないんじゃないかと考える方もたくさんいらっしゃいます。
もちろんどちらも間違いではないですが、注意する必要があります。

高血圧と健康診断で指摘されたら

健康診断で高血圧と指摘され、はじめてクリニックを受診される方がほとんどだと思います。
いのまたクリニックでは、健康診断で高血圧と指摘された場合には、血圧計を購入していただきご家庭での計測をお願いしております。

高血圧の基準

健康診断の会場やクリニックを受診した時は、通常よりも緊張をしていることがあります。
その結果普段よりも高い数値を計測することがあります。
高血圧の基準として以下の2つを設けています。

健康診断会場やクリニックの基準

最高血圧:140
最低血圧:90

ご家庭での基準

最高血圧:135
最低血圧:85

血圧を計測していてよくあること

計測するたびに徐々に数値が下がり、あるところまで下がると一定になる。

血圧が毎回違うのは当然です。
常に変動しているので1回だけ高血圧になったとしても心配することはありません。

高血圧によるリスク

・症状がないことによる長期間の放置

高血圧と診断されても症状がないので、そのまま様子を見てしまう方が非常に多いです。
長期間、高血圧を放置すると心臓や血管に負担がかかり、さまざまな病気を起こしやすくなります。

・高血圧の方が起こしやすい病気

心臓の病気

・心筋梗塞
・狭心症

動脈硬化による病気

・大動脈解離
・大動脈瘤破裂

血管が詰まることによる病気

・脳梗塞
・脳出血

高血圧と診断された方の重要なポイント

・薬の服用

実際に高血圧の治療薬を服用することで、フラフラしてしまう、ドキドキするという副作用を起こす場合があります。
そういった方は、その人に合う薬に変更をします。もしこのような副作用が起きた場合にはまずご相談ください。

・ご家族や親戚に高血圧と診断された方がいる、脳や心臓の病気を起こした方がいる

ご家族や親戚で高血圧と診断されている方がいたり、脳や心臓の病気を起こした方がいる場合は特に注意が必要です。
まずはクリニックを受診していただき、生活習慣の見直しを行います。

高血圧の方がクリニックを受診するポイント

・循環器内科専門医が在籍しているクリニックを選ぶ

循環器内科は血液の流れに関する病気を診る診療科です。
循環器内科についてはこちら>>

高血圧と健康診断で指摘されたときのポイント

症状がない

まずは血圧計を購入して毎日計測をする
最高血圧・最低血圧のどちらかが継続して基準を上回る場合はクリニックを受診する。

症状があるorご家族や親戚で高血圧の方や脳や心臓の病気を起こした方がいる

まずは循環器内科専門医が在籍しているクリニックを受診して相談する。

 

いのまたクリニックのYouTubeでは高血圧について院長が配信しております。
良ければそちらもご確認ください。